令和6年度 普通会計決算(総務省「財政状況資料集」より算出)

1人あたり月額で見る大分市の財政

市の予算や決算は「2,209億円」のように桁が大きく、日々の暮らしの感覚と結びつきにくいものです。そこで、令和6年度決算の歳出総額を大分市民1人あたり・1か月あたりの金額に換算して、どこにいくら使われているかを整理しました。

市民1人あたり・ひと月あたりの歳出総額
38,931円 / 月
年額換算:467,177円 / 年
令和6年度 普通会計歳出総額 2,209.3億円 ÷ 住民基本台帳人口 472,898人(令和7年1月1日現在)

1. 毎月38,931円は何に使われているか(目的別歳出)

最も大きいのは福祉・子育て・医療などの民生費(月額17,480円・全体の44.9%)で、歳出の約半分を占めています。

民生費福祉・医療・子育て支援・生活保護など
17,480円(44.9%)
教育費小中学校の運営・施設整備・社会教育など
4,507円(11.6%)
土木費道路・橋梁・公園・都市計画・市営住宅など
3,955円(10.2%)
衛生費ごみ処理・保健所・感染症対策・環境保全など
3,353円(8.6%)
公債費過去の建設事業などで借りた市債(借金)の返済
3,247円(8.3%)
総務費庁舎管理・情報システム・防災・選挙・地域振興など
2,986円(7.7%)
商工費中小企業支援・観光振興・中心市街地活性化など
1,340円(3.4%)
消防費消防・救急・救助体制の維持運営
1,323円(3.4%)
農林水産業費農業・林業・水産業の振興、卸売市場など
492円(1.3%)
その他議会費・災害復旧費・労働費
249円(0.7%)

2. 「受け取る行政サービス」と「納める市税」の差額構造

市民1人あたり月額38,931円の歳出に対し、市民税や固定資産税などの「市税」で賄われているのは月額14,368円(36.9%)です。残りの約63%は、国からの支出金・地方交付税、および将来世代と分担する地方債(市債)によって支えられています。

歳出総額(行政サービス規模) 38,931円 / 月

総額 2,209.3億円(年 467,177円/人)。赤ちゃんから高齢者まで全市民1人あたりの月額です。

うち市税(収入済額) 14,368円 / 月

総額 815.4億円(歳出の36.9%)。なお、個人市民税の納税義務者は約239,107人(人口の50.6%)です。

差額(国費・交付税・市債など) 24,563円 / 月

総額 1,393.9億円(歳出の63.1%)。国庫支出金・地方交付税・地方債などで賄われています。

3. 大分市の主要財政指標(令和6年度決算)

総務省「財政状況資料集」総括表に基づく、大分市の財政の健全性・弾力性を示す主要4指標です。

指標令和6年度指標の意味
財政力指数0.86自前の税収等で標準的な行政需要をどれだけ賄えるか(1.0に近いほど財源に余裕がある)
経常収支比率97.0%毎年の決まった収入のうち、人件費・扶助費・公債費など固定的な支出に充てられる割合(高いほど新規事業に回す余地が小さい)
実質公債費比率6.0%借金の返済額が財政規模に対してどの程度の負担になっているか(早期健全化基準は25.0%)
将来負担比率45.7%地方債残高など将来支払うべき負債が財政規模に対してどの程度あるか(早期健全化基準は350.0%)

4. 参考:大分市の勤労者世帯の1か月あたり家計収支(令和6年平均)

総務省統計局「家計調査」による、大分市の二人以上の勤労者世帯(平均世帯人員3.06人)の1か月あたり収支です。上記の市民1人あたり財政数値とは対象母集団(全市民1人 vs 勤労者1世帯)が異なるため、金額の桁感をつかむ参考指標としてご覧ください。

項目(二人以上の勤労者世帯・月平均)月額備考
実収入560,177円世帯主・配偶者等の勤め先収入などの合計(賞与を含む年平均の月額)
可処分所得(手取り)466,098円実収入から直接税・社会保険料を差し引いた額
消費支出319,054円食費・住居・光熱・教育・交通通信などの生活費支出
直接税(国税・県税・市税の合計)34,596円所得税・道府県民税・市町村民税・固定資産税などの合計
社会保険料59,453円公的年金・健康保険・介護保険・雇用保険など

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